暑すぎる10月 part 2

日本海を通過する台風の影響か、やたら蒸し暑い。画像は午後6時半の室内の温度と、スクレロカクタス属紅映山を入れてある鉢の鉢土の温度を比較したもの。
寒暖計の目盛りは30℃近くになっている。日中は昨日、おとといほどの暑さにはならなかったが、日が落ちてからも気温があまり下がらず、この気温。一方、二重鉢にしてある鉢土の温度は22℃ほど。
サボテンの中には、最低気温があまり下がらない高止まりの状態を嫌うものがある。画像の紅映山もその一つ。
日本の気候とはまったく違う気候条件に育つため、スクレロカクタス属のサボテンにはいわゆる難物が多い。
難物サボテンに手を出しては枯らしているが、この紅映山だけは、一番栽培上難しいと思われる夏越しに成功したようだ。
しかし、紅映山の自生地の気候は、今の時期の最高気温が18.7℃で、最低気温がなんと1.7℃。一番暑い7月でさえ、最高気温31.4℃、最低気温13.1度だから、日本の気候との差が大きすぎる。
10月になって、また暑さがぶり返しているので、少しでも自生地の気候に近づけるよう、昨日、おとといと、室内に取り込み、夜間にクーラーをかけて、その直下に冬型クラッスラ、リトープスなどと一緒にこの紅映山も置いた。
こうすると、鉢土の温度は13℃にまで下がる。