南アフリカの多肉植物7

姫天女の自生地がわかったところで、次はそのあたりの気候を調べる。自生地の中にある町の名前を調べ、その気候グラフを探す。
南アフリカの場合は、次のサイトが参考になる。
http://www.saexplorer.co.za/south-africa/map/south_africa_map.asp
分布地図の中にある町、De Aarの気候グラフを上記のサイトで探し、それを日本のH市と比較できるようにしたのが次の画像。

アロイノプシス属唐扇と自生地が近いため、気候グラフも大変似通っている。同じKaroo地方を自生地とする帝玉の自生地グラフとも近似している。
帝玉の育て方としては、メセンの育て方としてよく云われる、夏は、風通しのよい日陰に置いて、断水では、だめだということがはっきりしている。
唐扇や姫天女にも同じことが言えるのかもしれない。
というわけで、唐扇は以前の管理方法を若干変えて、夏も半日陰などに移さず、直射日光に当て、といっても午前10時ごろまでだったが、朝一で霧吹きで、表土を湿らせ、10日に一度はドバーっと灌水という管理にした。
姫天女はこれまで育てていたものが枯れ、最近、新規購入したばかりなので新しい管理方法は来年の夏に持ち越しだ。
ただ、今の段階ではっきりしているのは、姫天女も夏の断水はだめだということだ。
気候グラフの昼と夜の温度差などから見て、現地では一年中、夜露が降りる可能性が高い。昨日の姫天女の画像は、夜露が降りた朝に撮ったものだが、植物本体には、びっしりと夜露が宿っていた。表土もしっとり濡れている。
夏に断水すれば、たいした水の量を植物体に保持できない姫天女では、枯れて当然なのだろう。実際、前の姫天女はこれまでどおり、夏に断水したので完全に枯れてしまった。