陽だまりのちびリトープスたち

まだ、小さいリトープスは、なるべく日に当てた方がいいだろうということで、戸袋の上の狭いスペースに鉢をいくつか置いている。
朝の早くから、夕方の日の入り近くまで日の当たる場所で、日照の条件としてはこれ以上の場所はない。
一枚目の画像は、戸袋の上に置いた鉢の様子。夏の間、素焼きの鉢を二重にしてあったもののいくつかは、外側の鉢を黒のプラ鉢に替えてある。
外側の鉢をプラ鉢に替えていないものもある。なぜかというと、早い話、面倒くさいから。それと、プラ鉢に替えるメリットが本当にあるか、ちょっと疑問があるからだ。
そこで、戸袋の上の鉢土の温度を、よく晴れた日に測ってみた。
二重鉢の外鉢を黒のプラ鉢に替えたものと、夏の時のまま、素焼きの二重鉢の鉢土の温度を比較してみた。
二枚目の画像を見ると、この時期でも、よく日の当たる場所に置いた鉢はかなり温度が上がることが分かる。
そして、二つの鉢の鉢土の温度にそれほどの差がないことも分かる。
これが、トレイなどに入れてあったり、鉢と鉢が接近して置いてあって、鉢そのものに日が当たらない場合だと、二つの鉢土の温度にはほとんど差が出ない。
二重鉢にしていない、通常の黒プラ鉢と、素焼きの鉢で比較しても、その差は思ったほどではない。
差が出るのは、灌水したあとだ、鉢表面から盛んに水分が蒸発する素焼きの鉢は温度がかなり下がるため、二つの鉢の鉢土の温度には差が生じるが、今の時期のように、灌水をしない時期だと、こうした差がでない。
根が温まるという理由で、黒のプラ鉢を使っても、肝心の今の時期に、その効用は期待するほどのものではない。