リトープスの鉢替え

表題はリトープスを植え替えるということではなく、二重鉢にしている外側の鉢を素焼き鉢から黒のプラ鉢に替えるということ。

画像は繭型玉。外側の鉢を変えるにあたって、内側の鉢も一回り大きいものに替えたから、この株については、植え替えも同時に行ったことになる。
他の二重鉢にしている鉢も、順次外側だけを替えていく。
なぜこうするかというと、この時期から急激に気温が下がっていくから。
リトープスにとって、日本の夏は最低気温が高すぎて成長に支障が出る。
そして、この時期以降、今度は気温の急降下で、最高気温が低すぎて、これまた成長が遅くなる。
温室やフレームで栽培している場合だと、これからの時期がリトープスの成長時期だろうが、ベランダ栽培などでは、日中の最高気温がどんどん下がって、20度を切るころから、リトープスは成長できなくなるように思う。
もっとも、この時期は開花時期と、それに続く、脱皮の準備、つまり新葉の形成時期だから、成長といっても、大きさが変化するわけではない。
そのため、気温不足による成長不良が目で見て分からない。
しかし、この時期の成長不良が脱皮完了の遅れとなり、これがひいては成長時期の遅れにもつながって、作落ち、分頭後の成長不良を招く。
以上のような悪循環を少しでも和らげるために、夏とは逆に保温性のあるプラ鉢を外鉢に使うことで、日中の鉢土の温度上昇につなげようという狙い。
ところで画像の繭型玉。このブログでの最初の記事は次のもの。
http://d.hatena.ne.jp/eriosyce/20131209
家での4年弱の栽培で実に7倍に増えたことになる。