スズメのヒナ2014-8

朝一番にすず太郎にすり餌を与えた後、鳥かごから出して、二階のの南側の部屋に放し飼いにしている。
この部屋は、ネコのトラキチ,ワンコのコロクのトイレを置いていて,この二匹の遊び場でもあるのだが,二匹には離れの二階に引っ越してもらって,この部屋をすず太郎に開放した。
部屋に置いてあるキャットタワーにすず太郎を止まらせ,その近くにテーブルを置いて,この上ですり餌の給餌をし、ミルワームを何匹か置いておくと、自分でとって食べるようになった。
しかし飛ぶ力は相変わらず,飛ぶというより、キャットタワーから飛び降りるだけ、飛行距離は1mもない。
この時期だと、親鳥が給餌の際に,自分のほうにひな鳥を飛んでこさせてから、給餌を行う。餌で釣って、ある一定の距離を飛んだら、ご褒美にえさを与える。ひな鳥の飛行能力はこうして高まる。
誘導距離はひな鳥が成長するに従い、どんどん伸びていって、親鳥が普段、餌を探すような場所にまで、ひな鳥を誘導する。
以上のような訓練を経て、ひな鳥が自分で餌を探せるようになるわけだ。
これが人間に育てられた場合、人間は、親鳥の飛行訓練を真似できないから、どうしてもひな鳥の飛行能力は弱いままになる。
餌を探す場所をひな鳥に教えることもできない。
すず太郎のように、人間である私を親と思ってしまっている場合,これまで保護したスズメの子のように、追いかけて無理やりに飛ばせることもできないから、強い飛行能力を身に付けるのは難しいだろう。