エケベリア属デミヌータ(ルンデリー)


画像はエケベリア属デミヌータ。別名ルンデリー。ヤフオクで落札したもので、出品名はルンデリーだった。
このルンデリーも夏越しに失敗続きで、これで何株目かわからないほど、これまでに失敗している。
二重鉢にしていても、夏の盛りになるころ、つまり梅雨明けのころに腐ってしまう。それで、今回、自生地の気候を調べてみることにした。
自生地の気候を調べるのは結構時間がかかる。世界の気候データを調べることのできるサイトがいくつかあるが、自生地がわかって、その地の気候データがそのサイトにある場合は少ない。
自生地近くの場所の気象データを探すことになるが、それには時間がかかる。
ルンデリー自生地はConcepcion de Buenavista, Sierra Mixteca, Oaxacaというところ。
この場所の気候データはわからなかったが直ぐ近くの場所のデータを見つけることができた。
その場所の気候データをグラフにしたものが次の画像だ。

このグラフを見てはじめて、ルンデリーの夏越しがこれまで栽培した植物の中で一番難しいわけがわかった。
一年で一番暑い時期でも、最高気温が27℃ほど。そしてその時期の最低気温が7℃ほど。気温差が20度もある。
今の時期だと、最高気温24℃、最低気温10℃で、これを日本の平暖地で実現するのは無理だ。しかし、日本の4月中旬から5月中旬にかけてが、自生地での6月中旬ころの気候に似ている。
ルンデリーがこのころ、とても調子がいいこともこれで説明が付く。
その後、日本では自生地とは違って、気温がどんどん上昇し、たとえ二重鉢でも夏越しが難しくなる。
前回記事で引用した会報の著者ではないが、夏の間は冷蔵庫にでも入れておくしかない気分になる。
さて、気候データからルンデリーの場合、二重鉢による暑さ対策だけでは不十分だとわかったので、別の対策をとることにする。