ピロリ菌退治#3

ピロリ菌除菌の抗生剤を服用後、胃の調子がいい。
それではということで、これまで、食べると必ず胃もたれ、胸焼けを起こしていた食べ物を次々と試してみた。
レトルトカレーは楽勝。ドーナッツもOKだった。次に試したのが、あんこたっぷりの饅頭と玉露茶。この組み合わせはものすごい胸焼けの元凶だった。
午後3時のおやつ時に試してみた。これはかなり長時間、胃に滞留して、夕食時まで残っていたが、胸焼けはしなかった。
次はバナナロール。糖分たっぷり、脂肪分たっぷりのこの食べ物は、私にはほとんど毒物に等しい。これに、砂糖を入れた紅茶なんぞを一緒にいただくとたぶん悶死する。
実際に私の母方の祖父は、胃潰瘍をこじらせて、大量吐血して亡くなった。甘いものが大好きで、胃に悪いからやめなさいと医者に言われていたにもかかわらず、隠れて甘いものを食べて、さらに胃潰瘍を悪化させたのだ。
私は胃の不調の原因になる食べ物は、自然と嫌いになり、進んで食べることはなかったので、胃潰瘍にまではならなかった。
さて、バナナロール。食べてみると、意外にも何の問題もなし。胃に滞留することもなく楽勝。
次は、レトルトパックのチーズハンバーグ。これも問題の食べ物で、食べているときはおいしいと感じるが、その後が大変。昼食にこれを食べると、もうその日の夕食はぜんぜん食べたくなくなるほどの胃もたれ。夕食時に食べたりすると、その日の夜は睡眠に差し支えるほど、胃が苦しくなる。
で、今回食べてみると、これはさすがにちょっと胃もたれの症状が出たが、問題にするほどのものではなかった。
胃の調子がいいと、こんなにも食べられるものが多いんだ。もっと早く除菌すればよかった。
と思ったが、一方で、もしそうしていたら、血中コレステロールだの、血糖値だの尿酸値などが上昇して、問題になっていただろうとも思う。
今でさえ、中性脂肪が多めで、薬剤によるコントロールをしているのに、上記のような食べ物は、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加につながるものばっかりだ。
胃の調子が良くなったからといって、調子に乗ってあれこれ食べるのは、これで終わりにしよう。
農民の子孫は美食が合うようには、遺伝的にできていないのだと思う。