紫薫系の実生苗の植え替え

去年8月に播種した黄紫薫とグレー紫薫。大きく育った苗同士がぶつかり合うところが出てきたので、植え替えることにした。
紫薫系はこれからが成長期。植え替え時期としては悪くないと思う。
植え替えのための用土は、自生地の様子から、植物繊維の多いものが適していると判断して、いわゆるサボテン・多肉用として売られているものではなく、観葉植物用のものを使うことにした。
購入したものは、腐葉土がほとんどで、そこに大粒の軽石が混じっているというもの。
大粒の軽石は取り除き、腐葉土だけになったものに、サボテン用の用土を3割ほど混ぜた。
最初の画像は、黄紫薫の植え替え途中の写真。腐葉土7割、サボテン用土3割の用土に植えつけた状態。
この後、それぞれの苗をピンセットで上に引っ張って、持ち上げ、そこに赤玉土と砂の細かいものを混ぜ合わせたものを全体にまぶして水をかけ、苗を落ち着かせた。
腐葉土主体の用土は軽く、苗が安定しない。砂と赤玉土はいずれも重く、それぞれの苗を安定させるのに役立つ。
二枚目は、グレー紫薫。
同じ用土で、最後の砂と赤玉土の混合物をまぶし、潅水した後の状態。それぞれの苗がしっかりと安定する。
砂を混ぜると、用土の表面近くの余分の水分が早く乾燥するし、それ自体が水を吸収しないため、実生苗の用土にありがちなコケの発生がほとんどない。