初夏のフェネストラリア


一枚目は五十鈴玉の大株。5月後半が相当に高い気温になり、その間も一度も潅水しなかったので葉に皺ができ始めている。
しかし、この時期から潅水、つまり鉢のうえから水を与えて、鉢底から水が流れ出るようにするというのは行わない。
特にこの株のように、大株だと、鉢土全体が湿るような潅水だと、次の日まで水分が鉢内に残ってしまうので、フェネストラリアは徒長してしまう。
そこで、この鉢には鉢の高さの半分程度の高さまで、鉢全体を水につける底面給水をしてみた。
たぶん、数日で葉の皺は徐々に取れてくると思う。

二枚目は、群玉。某ネットショップで購入。恐ろしく貧弱な株だったが、何とかここまで成長した。
やや徒長気味。こちらも大株同様5月には一度も潅水しなかった。一度徒長したフェネストラリアを丈低くするのはなかなか大変。
大株の底面給水がうまく行ったら、この株にも底面給水してみる。

三枚目はフェネストラリアではなく、フリチア属晃玉。
最近になってようやく、新しい葉が生じてきた。フェネストラリアと姿はそっくりだが、それぞれの自生地の気候は全く違う。
晃玉の成長期はこれからなので、夏の間、潅水は鉢土が乾けばたっぷり行う。
メセンの仲間だからといって、十把ひとからげに同じ栽培方法ではうまく行かない。