この一年の多肉栽培を振り返って#2

フェネストラリア、チタノプシス、それとラピダリアの魔玉に関してもこれまでの栽培法を見直して、夏もなるべく直射日光にさらす方針に変え、割合うまくいったように思う。
フェネトラリアもチタノプシスも、日当たりの悪いところに置くと、直ぐに葉がひょろひょろとなり、さらに、フェネストラリアの場合、葉の途中がリング状に割れる。
葉がひょろひょろになると、葉の頂点にあるレンズとよぱれる部分が、あっちこっちに向いてしまい、効率よく日光を受けることができなくなる。
十分に日光を受けられなくなった葉はいずれ、その基部が枯れこむ。
割れた葉は、レンズ部で受けた日光を株の基部にある葉緑素まで送ることができなくなり、その葉も同様に基部から枯れこむ。
チタノプシスには、レンズ部はないようだが、徒長した葉の基部から枯れこむ点はフェネストラリアと同じ。
こうした枯れこみを防ぐには、葉を徒長させないこと、つまり、よく日光に当てることに尽きる。
潅水は、フェネストラリアの場合、鉢底から水が出るような潅水を晩秋まで行わない。
潅水すると、鉢土は数日間、完全には乾かない。すると、フェネストラリアは一気に徒長してしまい、徒長した葉に割れが生じる。
画像は、徒長せずに、好調を維持しているフェネストラリアの五十鈴玉。
夏の暑い時期も、長時間の日光の直射を受け皺だらけになったが、たぶんそれがフェネストラリアの夏の自然な姿なのだと思う。


次の画像はチタノプシス。
こちらは夏にも、何回かの潅水を行った。その潅水で徒長するということもなかったので、こちらのほうが栽培は簡単かもしれない。
ちょうど今の時期が花の時期に当たる。


何度も買っては枯らすの繰り返しだった魔玉。
この株で始めて開花まで栽培を継続できた。
晴れそうな日には、霧吹きで表土を湿らせ、夏も遮光なしの直射日光に当て続けた。
潅水はチタノプシスと同じように、夏も行ったが特に問題なかった。