リトープスの冬越し

冬至も過ぎて、多肉植物の冬越しの時期になった。
さて、リトープスはというと、実生のものや,今秋に購入した株など,いきなり野外放置は危険なものをのぞいてよほどの寒波のとき以外は屋根の上に放置したまま。
画像は、南側の壁際に置いた鉢の今日の様子。

これらの鉢には、一日中晴れが続きそうなときには鉢の表土を湿らすため,スプレーを使う。
ところで、これまで栽培してきたリトープスで,いわゆる二重脱皮したものはない。
一度、夏の盛りになって脱皮したリトープスがあった。
これは二重脱皮というのかどうか分からないが、時期はずれに脱皮したものは今までこれだけ。
二重脱皮の原因は水のやり過ぎだとしているブログを時々見かける。家のリトープスに二重脱皮が起きないのは、冬に夏型種や中間型種に潅水をしないからだと思う。
ここで言う水遣りというのは、鉢土全部に水がいきわたるようなものをいう。
こういう水遣りだと、水をやったその日のうちに鉢土が完全には乾かないだろう。
多分、次の日まで残ってしまう水分が二重脱皮の原因ではないかと思う。
かといって、冬の間,完全に断水すると,今度は脱皮の進行が遅くなり,結局,次のシーズンの開始である春に新しい葉が成長するのを妨げる。
完全断水すると、ヒゲ根が死んでしまい,新しい根が生じるまで、水を吸い上げられない。それが新しい葉の成長に影響する。そして新葉の成長の遅れが脱皮の進行を遅らせるのだと思う。