2014年実生のリトープスの現況

立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続く。それでも、植物はもう成長を開始するものもある。
リトープスも成長を開始したといえるような気がする。実生のリトープスを見ているとそのことが実感できる。

最初の画像は黄紫薫の2月15日撮影したときの様子。
真冬でも、うちでは完全断水はしていない。とりわけ実生苗には、外に出して直射日光を当てる場合、必ず、表土を湿らせていた。
それでも、この画像を撮るころまで、実生苗に大きな変化は見られなかった。

二枚目は2月26日、つまり今日撮影した画像。
昨日晴れたので、屋根の上に出して、日光に当てた。そのときに、これまでより多めの水を与えたところ今日の朝には、脱皮を完了していた苗が複数あった。
また、15日には脱皮の兆候が全く見られなかった多くの苗に、膜のように張り付いている旧葉に亀裂が生じていた。つまり、もう成長時期に入ったものと思える。
よく、この時期の水遣りに関して、脱皮完了までは、水を控えるという記述が多くのリトープスブログに見られる。
しかし、潅水によって、新しい葉の成長が促され、旧葉が脱落し、脱皮が完了するのであれば、潅水を控えている限り、脱皮完了がそれだけ遅れることになる。
この画像を見ると、それぞれの苗の成長の度合いと脱皮完了の時期には関連がなさそうだ。
ちなみに家では、播種から今日に至るまで、一度も植え替えはしていない。
リトープスを扱うブログの多くでは、冬のはじめごろに実生苗を植え替えているようだが、一体何のための植え替えか全く理解できないので、家では行わない。
行わなかったからといって、何の不都合も無かったので、今後も行うつもりは無い。

三枚目の画像は大変分かりにくいが、実生失敗と思っていた鉢。2014年8月30日に播種。
発芽後、割合早い時期に直射日光に当て始めたのが良くなかったのか、その後ぜんぜん成長しなくなって、そのまま冬に突入。
しかし、この鉢にも昨日、たっぷり潅水したところ、枯れたと思っていた苗の多くの旧葉に亀裂が生じ、30%ほどの苗は、一晩で一気に脱皮完了した。
相変わらず、発芽直後のような大きさしかないが、ちゃんと生きていたようだ。