リトープス2016年5月の実生1

リトープスの実生をするには、秋が最適ということになっているらしい。
しかし、自生地では、種ができ、それが成熟した後に雨が降ったら、莢が開いて種が流れ出るのが、ちょうど今の時期のはずだ。だとしたら今の時期に蒔くのが理にかなっている。
リトープスの栽培そのものが夏に、休眠させるのが主流のようだから,そのやり方だと、夏前に実生するのは,本道に反することになる。
これは、まだ幼い実生苗を夏越しさせるのが難しいとされているからだろう。
昨シーズンに自家受粉でできたと思われるリトープスの種がたくさんあったので,その一部を5月初旬に蒔いてみた。
丈夫な品種なら、日本の夏も十分に耐えられるはずという考え方を立証するためだ。
画像がその実生苗の鉢。


12時と3時方向の区画はどちらもトップレッド。トップレッドは2莢収穫できた。自家受粉だと思われるが、一莢から何百もの種が採れ、二区画使ったが、それが播種して2週間たった頃、ゾロゾロと発芽し始めた。
9時の方向は網目巴里玉として購入した株の種を蒔いたもの。
こちらは種の数は、ぐっと少なく,30ぐらいだっただろうか。発芽は一週間もしないうちに始まり、その後の成長も良好なようだ。
さて、これらの実生苗がうまく夏を越せるかどうか、興味のある所。