リトープス以外のメセン類の実生2014年

リトープスの実生が比較的順調ということもあって、リトープス以外のメセンも実生してみたくなった。
まずは8月中旬に蒔いた天女影(Titanopsis primosii)。「てんにょかげ」と読むのか「てんにょえい」と読むのか分からない。
播種数は110。70ほどの発芽が見られ、まずまずの発芽率。
これも播種後なかなか発芽しなかったので、覆土してみたところ、程なく発芽が始まった。



これは、9月中旬になって蒔いたコノフィツム(Conophytum obcordellum)。和名はどう発音するのか分からない。
球体天辺に独特の文様を持つ種類。この手の文様コノフィツムはどれも値段が高く、なかなか手が出ない。
obcordellumはなぜか、あまり流通しておらず、その種となるとさらに入手が困難なので、ヤフオクで出品されているのを見て入札してみた。
あまり名前が通っていないこともあり、50粒でたったの160円で落札できた。
問題は発芽するかどうか。播種後2週間して発芽しなかったので、やっぱりだめかと思ったが、これにも覆土してみたところ、その後順調に発芽。発芽数およそ50だから、ほとんど100%の発芽率だ。
これは、8月30日に蒔いた帝玉。家で咲いた帝玉に種ができた。
種ができても増やすつもりは全然なかったので、そのままにしていたが、リトープスの実生が順調ということもあって、300以上取れた帝玉の種も蒔いてみることにした。
これも播種後、さっぱり発芽しなかったので、2週間ほどした時点で覆土した。
するとどうだ、ほとんど同時に、ワサワサ、モジャモジャ生えてきた。こんなに生えても困るだけ。
今回播種したメセンは、どれも覆土が発芽を促進したように思える。どこかのHPで、リトープスは好日性なので、覆土はしないとあったように思うが、覆土がメセン類の発芽にどのような影響を与えるか、確かめた上での発言とは思えない。
来年の夏に、対照実験をして確かめたいと思う。