リトーブスの夏の成長番外編

昼間は直射日光、夜はエアコンの涼しい風を当て、自生地の環境に近づけるという栽培で、リトーブスは夏でも成長することが確かめられた。
それでは、夜の冷気は必ず必要かというと、どうもそうではない場合もあるようだ。
次の画像は、7月に記事にした三つの鉢のもの。
いずれも庭のフラワースタンドに置いたままで、夜にエアコンの冷気を当てることはしなかった。
前回の記事の時と比べてやはり成長したように見える。

  • 柴薫系の寄せ植え

この鉢の株の多くは、はっきりと成長したのが分かる。
柴薫系は長時間の直射日光は必要がない。
遮光を強めして、用土には有機成分を混ぜ、水分もたっふりという栽培法で間違いないようだ。
そのことが分かるのが鉢の中央付近から3時の方向のホルニー4株。
昨シーズンの直射日光ガンガンの時は、株の色が茶色になり、成長も悪かった。
それが、今シーズンは本来の色を取り戻し、なんといってもよく成長した。

  • 日輪玉と露美玉の寄せ植え

こちらの鉢の株は、柴薫系ほど成長はしなかった。
10時の方向の日輪玉ははっきりしている。
日輪玉系に、有機成分の入った用土を使うと、縦にも横にも大きくなりすぎるので、今年は無肥料。
これもその方針で間違いなさそう。

  • 曲玉、巴里玉、露美玉、雀卵玉の寄せ植え

この鉢は、鉢をひっくり返したので、株を植えなおしたため、前回記事とは微妙に株の位置が変わってしまっている。
比較しづらいが、画面中央の雀卵玉と5時の方向の露美玉は成長するどころか、むしろ縮んだようだ。
時季外れの夏の植え替えは、成長にとってマイナスでしかないようだ。
しかし、11時の方向の曲玉は明らかに成長している。株の強健度でずいぶん差が出た。

前回記事のリンク
http://d.hatena.ne.jp/eriosyce/20160730