リトープス・脱皮そして夏越し準備5

  • 日輪玉と露美玉の寄せ植え


自生地が夏降水地域の日輪玉と露美玉(富貴玉)の寄せ植え。鉢の右側2株が日輪玉。左側2株が露美玉。
この2種の自生地は夏降水地域といっても、降水量は紫薫系の自生地のそれよりずいぶん少ない。
日輪玉は窓模様が紫薫系に類似するが、紫薫とは違って、夏の直射日光にも平気。
以前、実生の紫薫系と日輪玉系を日差しの強い日にお互い近い場所に置いていたところ、紫薫系の苗が全滅したことがある。ところが、日輪玉系の苗はひとつもだめにならなかった。
外見が似ているし、同じ夏降水地域が自生地なので、性質も似ていると思ったのが間違いだった。
日輪玉系はむしろ、露美玉系と同じような性質を持つ。
どちらも強健で夏の強い日差しも平気。潅水が多くでも少なくてもそれなりに育ち、徒長も少ない。
夏降水地域が自生地だから、夏に断水する栽培法より、潅水を継続するほうが丈夫に育つ。
画像の日輪玉と露美玉はいずれも同じ年に単頭株として購入したもの。
日輪玉はあまり分頭しない一方、露美玉は比較的分頭しやすいので、ヘッドの数で差ができてしまっている。