からだのことFS#3

糖質制限と運動の併用で体重は減少していった。血液検査との関連でいうと中性脂肪の値が体重の減少と連動している。
この中性脂肪とほかの検査項目との関連が、検査結果をエクセルで一覧にする作業の中で明らかになった。
最初に気づいたのは中性脂肪と尿酸値の関係。中性脂肪値が下がると尿酸値も下がるようなのだ。
このことはそれまで全く聞いたこともなかったことなので、ネットで関連があるのかどうか検索してみると、二つが関連しているという記事が結構あるではないか。
これまで尿酸値を下げるには、プリン体を含む食品を控えることだといわれてきたことは正しくないという一方で、中性脂肪値が下がれば、尿酸値も下がるという事実。
そこで私の血液検査の結果のうち、中性脂肪と尿酸の項目だけを取り出してグラフにしてみた。

グラフの前半部分は両者の関連がはっきりしない。これは、採血の時の条件が一定ではないことと関係していると思う。
中性脂肪値が食事によって大きく影響されるということを以前は知らなかったので、血液検査の直前に食事をしてしまっていることがよくあった。
しかし、そのことを知ってからは、血液検査のときは必ず、食事をせずに決まった時間に病院に行くようにした。
グラフの後半部分はそういった一定の条件での採血の結果だ。
中性脂肪値と尿酸値が見事に連動しているのが見て取れる。
もう一つ、中性脂肪値と関連ありそうなのがコレステロールの値。
この関連はちょっと複雑だ。なぜならコレステロール値は総コレステロール値が問題なのではなく、コレステロールの中のHDLとLDLの組成割合が問題だからだ。
中性脂肪と連動していそうなのがLDLの方。つまり、中性脂肪値が上がるとLDLも増えるようなのだ。
しかし、コレステロールに関する3つの値がいつも検査されるわけではないので、データが不足している。
そのことをかかりつけの医院で聞いてみると、保険を使った検査では3つの値は同時に測れないのだという。
不足したデータながら、中性脂肪コレステロールとの関連をグラフにしてみた。

中性脂肪が大きく変動しても、総コレストロール値に大きな変化は見られない。
しかし、中性脂肪が増加するとLDLは若干増えるようで、逆にHDLは減る傾向にあることが見て取れる。
LDLは悪玉でHDLは善玉だという。
つまり、中性脂肪の増加は健康上、問題のある悪玉コレステロールを増やしてしまうようだ。