からだのこと Epilogue1

糖質制限は相変わらず続けている。肝臓や腎臓の数値が悪くなり、それらを改善するために若干糖質の摂取量を増やしたところ、4月1日の血液検査では、AST(GOT)、ALT(GPT)ともに正常値に戻った。腎臓の方は若干程度に改善にとどまった。
ところが一方で体重が58kgまで減少していたのが、62kg近くまでリバウンド、すると、例の睡眠時無呼吸の症状もぶり返すというジレンマ。
そこで、再び摂取する糖質量を減らして体重を落とすことにした。
そして三か月が経過。
体重は60kg前後で安定するようになっている。糖質制限はあまり強くせず、一日当たりの摂取量は150g程度。
糖質をとる場合も、血糖値を急上昇させるものは摂らずにジャガイモ、サツマイモ、カボチャなどの糖質をたくさん含んだ野菜類を摂ることで調整している。
それでも、肝臓の値がまた急上昇、腎臓の数値もまた悪化しているのではという心配があったので、病院で血液検査をしてもらうことに。
で、その結果が次のようなもの。

AST(GOT)…28(7〜36)、ALT(GPT)…23(5〜39)、γ-GT…10(84以下)
中性脂肪…51(35〜159)、総コレステロール…199(130〜219)
HDLコレステロール…59(40〜74)
LDLコレステロール…128(70〜139)
尿素窒素…25.1(8.0〜22.0)、尿酸…6.9(7.0以下)
クレアチニン…1.01(0.61〜1.04)
※ カッコ内の数値が基準値

上記検査値を以前にアップしたグラフに書き加えたものが次のもの


上記の通り、肝臓の数値は完全に正常に戻ったと思う。クレアチニンも若干下がって基準値内に収まった。
尿素窒素がまだ高めとはいえ、全体としては好結果だろう。医者からもこの調子を維持するようにとのアドバイス
改めて思うのは、糖質の摂取量が体重の増減に直結しているということ。糖質の過剰摂取が皮下脂肪や内臓脂肪の増加に直結しているからだ。
また、それによる血中の中性脂肪の値も増加する。
中性脂肪値が増えると、連動して尿酸値やLDLの値も増加するようだ。
ただ、今回の中性脂肪値は過去最低の51を記録したが、尿酸値、LDLの値はほぼ横ばい。
中性脂肪値が大幅に減ったからといって、尿酸値やLDLが大幅に減るということはないようだ。
糖質制限は体重を減らすのに有効だが、糖質の摂取量に細心の注意が必要だと思う。
食物に含まれる糖質量を正確に測り、摂取カロリー数も併せて厳密なコントロールを行わないと減量の効果が出ないとか、逆に私のように体重は減ったが肝臓の誤動作を引き起こすということも起こりうる。
この点、糖質制限食を勧める書籍やサイトの情報には不備があるように思う。