8月の別れ 4

チュンチュンも数日で完全に私に懐いた。先に保護したピーコタンには竹べらで、チュンチュンにはシリンジでとやり方が違うので、練り餌も2種類作る必要があったが、これも数日でどちらも同じように竹べらによる差し餌ができるようになり、練り餌も一種類となり、エサやりはずいぶん簡単になった。
夜はどちらも鳥かごに入れて、十分な夜温が確保できるように、鳥かごを毛布で覆った。
この暑い時期に夜温の確保というのは、意外に思うかもしれないが、保護した当初はまだ5月で、夜明け前の温度は20度を切る日もあった。これは幼鳥には寒すぎるのだ。
というわけで、毎朝、鳥かごのの毛布をどけて二羽に朝の挨拶。続いて鳥かごに入れたまま朝食を与えるというのが日課になった。
画像はすっかり懐いて、エサをもらうのは待っているピーコタンとチュンチュン。
鳥かごの扉を開けても、止まり木に止まったまったままエサを待っている。

  • 6月2日の撮影