サボテンの花2

ほかの植物と同じで、冬が終わり、春の始まりである今の時期、花を咲かせるサボテンの種類は多い。
オークションなどを通じて手に入れたたくさんのサボテンの中には、すでに花芽がついているものもあって、購入後に開花したものもいくつかある。
よほどの栽培上の不手際がない限り、ついた花芽は開花するだろうが、開花したからといって、購入後の栽培法が適切かどうかは分からない。
その次の年も同じ時期に開花させることが出来て初めて、購入後の管理が適切かどうかが分かる。
そして、サボテンに限らず、多年草などは、これが結構難しい。
多年草でありながら、日本の栽培環境では、越年させ、翌年も開花させることが難しいものは、一年草扱いとなる。


プリムラは、ちょうど今の時期が開花の最盛期で、これから暖かくなると花が終わって、成長期となるが、そのあとの夏の暑さに弱く、夏越しが難しい。
そんな面倒なことをしなくても、秋の終わりから冬の初めにかけて、新しい苗が安く大量に園芸店で売られるから、それを買って育てればいいというわけで、プリムラを本来の多年草として栽培する人はあまりいないと思われる。

  • 花芽のついた雲峰


サボテンの種類によっては、プリムラをと同じように、夏越しが大変難しく、毎年開花はそれ以上に難しいものが結構あるようだ。
マミラリアの雲峰もその一つのようで、花芽の付いた家の雲峰は、来年も花を咲かせるだろうか。