サボテンの花8

  • マミラリア属白鳥


正午ちょっと前からからりと晴れ上がった。午前10時ごろには、まだ全開になっていなかったマミラリア属の白鳥とナピナの花がほぼ完全に開いた。
いずれも本体の割りに大きな花を咲かせる品種だが、ナピナの花は、とりわけ大きく美しい。
なのにナピナは、いくつかあるサボテンのネット通販店のどこでもすぐ手に入るわけではない。

  • マミラリア属ナピナ


自生地はメキシコの高度1,700mから2,350mの山地で、これは雲峰と同じ、高山性のマミラリアに属するようだ。
ということは、このナピナも夏越しが課題になりそうで、こうした栽培上の難しさが、品種としてそれほど普及しない理由なのかもしれない。
一方、白鳥は、これも同じくメキシコ原産で、高度1,300mから1,920mに自生するようで、あまりナピナと変わりない。
しかし、白鳥のほうは、比較的簡単に手に入るから、多分、白鳥のほうが栽培が容易であるか、繁殖させやすいのだと思う。
ナピナも白鳥もそれほど高いものではなく、趣味としてマミラリアをたくさん集めている身にはありがたい。