日本人の英文法13

1の「その場でやる決めたこと」は、ラジオ英会話のスキットに出てきた用法でいうと、(1)と(2)の場合にあたる。主語は、一人称に限られる。
この用法と対比されるのが、予定や意図を表すbe going toである。発話以前にやると決めたことを表す。
2がいわゆる単純未来の場合で、be going toが予定や意図ではなく、起こりそうなことを表す場合と対比されるものだ。
両者の違いは、先の「日本人の英文法」によれば、「be going toを使うのは、何が起こるかあなたにすでにわかっているときであり、willを使うのは、何が起こるか知っているとあなたが自分で確信しているとき」と、わかりにくい表現で説明している。
もう少し分かりやすくいうと、現に進行中の事態から、誰の目にも明らかな、未来の現象を言う場合は、be going toを使い、現に進行中の事態とは関係なく、ただそうなると自分で確信している場合にwillを使うということだ。
3はWill you...?という疑問文型で使う用法。
4は、対話の相手からの依頼に、その場で答える場合で、1の「その場ですると決めたこと」と共通する点がある。
5から8まではいずれも対話の相手に、強い、実行の意思を伝える点で共通する。
実行の強い意志は、2と3の場合を除くと、1および、4の用法の場合も含めて、いわゆる意志未来に共通する重要な要素であると思われる。