帝玉の夏越し2

二重鉢に植えつけて夏越し中の帝玉。猛暑の8月を無事に乗り越え、本来ならほっとするところだが、おっとどっこい、今年の夏は当地ではまだまだ盛り。
天気予報では、今後1週間、ずっと35℃以上の猛暑日が続くとのこと。
これは、従来の盛夏である、8月初旬のこの地域の平均気温をも上回っている。
もちろん、9月としては、記録破りの暑さで、暑さに弱い帝玉などの多肉植物には、まだまだ油断の出来ない日々がこれからも続く。

  • 帝玉(2010年9月2日撮影)


猛烈な暑さの日は、二重鉢への給水を朝から行い、冷房の効いた部屋においておくと、鉢土の温度は、最高でも22℃程度に抑えられるので、暑さが原因で腐るということはない。
二重鉢で夏越しを図っているのは、帝玉だけではなく、昼と夜の温度差の大きい、高山地帯が自生地であるマミラリア属の雲峰、白宮殿、ナピナ。
それからギムノカリキウム属の天平丸、光琳玉、そして魔天竜だ。

  • 天平丸(2010年9月2日撮影)


二枚目の映像は、ギムノカリキウム属の天平丸。
日中は、日のあたるところに置くと、鉢土の温度は40℃を超える。しかし、寝る前に二重鉢に給水しておくと、夜明けごろには、22〜24℃まで下がるので、十分な温度差を得ることが出来る。
こうした特別待遇がよかったのか、腐ってしまったもう一つの天平丸と違って、この天平丸は、元気いっぱい。夏の間も新しい刺を伸ばしている。