栽培の失敗例8

今日は、最高気温が35℃を超えず、猛暑日の連続記録が途絶えた。
それでも、午後1時ごろに外にでて感じたのは、じりじりと焼け付くような太陽光線が、単に暑いだけではなく、文字通り、皮膚を焦がすように痛かったことだ。
こうした感覚は、これまで日本では感じたことのなかったものだ。降り注ぐ紫外線量にも変化がでてきているのではと疑われる。
こうした暑さの中、腐りゆくサボテンや多肉植物が後を立たない。

  • マミラリア属ペレツデラローサエ


写真のサボテンは、地際が腐ってしまったので、まだ腐っていない上部をすっぱりと包丁で切り取ったものだ。
3頭立てで育てていたのだが、そのうちの一つがぐったりしているのに気づき、よく見ると、ぐったりしていたサボテンは、すでにてっぺん近くまで腐っていて、どうしようもなく、このサボテンは、地上部の三分の一あたりまで腐っていた。
特に暑さに弱いとも思われないサボテンで、水を与えすぎた事実もない。
それが突然腐ってしまうというのは、理解に苦しむが、やはりこの夏の異常な暑さや、光線の強さが関係しているのではないかと思われる。
切り取った上部は、風通しのよいところに、切断部が完全に乾くまで放置して、それから植えつけると、発根して助かる可能性がある。
わずかの可能性にかけて、切り取った上部を現在、乾燥処理中である。