栽培の成功例3

サボテンの栽培を始めてから、さまざまな場所からサボテンたちは家にやってきた。
その中には、最悪の場合、枯れたり腐ったりしたものが出たわけだが、逆に家にやってきたときより、生育状態がよくなったものも多くある。
そうしたものも、栽培の成功例といってよいと思うので、それを取り上げてみる。
映像は、まだかなり小さいサボテンたちで、多くが、100円ショップまたは、ホームセンター出身だ。

  • 100円ショップまたは、HCで売られていたサボテンたち


100円ショップのものは、小さなプラスチック製の鉢に入っていたが、HCのものは、根が硬くなった培養土をつけた状態で、透明な袋に入って売られていた。
後者の場合、いくら丈夫なサボテンでも、売れ残って一月もするとサボテンがかなり弱り、そのままだと間違いなく枯れてしまう。
HC出身のサボテンを買ってきて、うちで鉢に植えつけて栽培しているうちに気がついたことがある。
それは、硬く根に絡みついた培養土を完全に落として植えつけたものは、活着率がよいのに、培養土をそのままにして植えつけたものは、最終的には枯れてしまうということだ。
サボテンの通販などで、遠方から送られてくるサボテンの場合、鉢に入れて送ってくる場合と、鉢から抜いて、土を落とした状態で送られてくる場合とがある。

  • 元気いっぱいの100円ショップサボテン


後者の場合を抜き苗というのだが、一見前者のほうが安全のように思われるが、サボテンの場合、実は後の方法で送られてきた苗のほうが生育がよい。
前者の苗の場合、長い間植え替えがされていない場合が少なくない。植え替えを怠ったサボテンは、生育がよくないのだ。
こういうことは若いサボテンほど顕著に差が出る。古い培養土が根にこびりついたままだと、新しい根が伸長できずに枯れてしまうのだろう。
それに気がついてからは、HC出身のサボテンも硬くなった古い培養土を完全に落としてから植えつけるようにしたら、元気に育つようになった。