サボテンの冬越し4

アズレウスの現生地を調べた後、同じくランと同居させていたエリオシケ属極光丸についても調べてみた。
エリオシケをアルファベット表記すると、eriosyceとなる。つまりこのブログの名前の由来というわけだ。
南米のサボテンだから暑いのが好きだろうと思ってランと同居させていたが、現生地の気候を調べてみて、どうやらとんだ勘違いだったことが判明した。
アズレウスの場合と同じやり方で現生地と大阪との気候を比較したグラフを作ってみた。

  • 現生地と大阪の気候の比較


グラフを見ると分かるが、極光丸の現生地はアズレウスと同じ南米とはいえ、アルゼンチンのアンデス山中であり、緯度もアズレウスの現生地とはかなり違う。
季節による温度格差がかなりあり、一日の最高温度と最低温度との差、つまり日較差も相当ある。
今の時期は、大阪と同じぐらいの低温になるから、温度設定を高くした温室に入れる必要はまったくなさそうだ。
むしろ問題は、夏だ。
夏の時期に日中温度が高くなっても、夜になると急激に温度の下がる高山性の特徴を示している。
こうした地域に育つ植物を日較差の小さい平地で育てるのはとても難しい。
どうやら、夏越しのときに二重鉢栽培しなければならないサボテンがまた増えたようだ。