サボテンの花27

雨とどんより曇った日が続く一年の今頃。サボテンには厄介な季節だ。
去年もこの時期に腐ったり、暑さでだめにしてしまったサボテンがいくつかあったが、今年も、すでにいくつか腐ってしまったものがある。
しかし、サボテンの多くは、むしろこの時期からが成長期。ギムノカリキウム属のサボテンの多くが、今年は比較的元気。新しいトゲをどんどん出してきている。蕾をつけているものも多い。
ノトカクタス属のサボテンも元気だ。画像はそのノトカクタス属のツレケキアナス。

  • ノトカクタス属ツレケキアナス(2011年6月15日撮影)


ノトカクタス属のサボテンの花は、そのほとんどがツレケキアナスと同じような、光沢のある黄色だ。
花はそれほど代わり映えしないが、このサボテンは、トゲに特徴があり、ひとつの刺座から出でいる数本の刺のうち、真ん中の刺が長く突出している。大して硬くないトゲなので、トゲに指などを刺されて怪我をするほどではない。
光沢のある緑色の球体に、特徴のある刺と、サボテン本体にも、ある程度の観賞価値がある。