羊頭狗肉

画像1枚目は先月、サボテン展で購入した白閃小町。開花して数日経っているので、もう萎んでいる花もある。まだ開いている花を見てみると雌しべが赤い。
ネット上で白閃小町という名で紹介されている花を見ると雌しべは黄色だ。
うーん、でたらめなラベル表示に騙されたか。
ところが、N県のサボテン通販ショップで購入した、2枚目の画像のサボテンはラベルが小町となっているが、雌しべは黄色かった。
こっちもラベルが間違っているということなのか。ネット上で見られる小町の雌しべは赤い。
それで、3枚目の画像。これは小町群生ということでネット通販で、二つ目のサボテンとは別の業者から購入したもの。
雌しべが赤く、ネット上の小町の画像とほぼ同じ特徴を持っている。
それでは、一つ目のサボテンと三つ目のサボテンが同じかというと、これがそうでもない。
まず、つぼみに生えている毛が、一つ目のものは茶色がかったクリーム色なのに対して、三つ目のものは茶色だった。
また、花びらの色が一つ目のものは、透明感のない黄色に対して、三つ目のものは、サテンのような光沢のある黄色だ。花びら一枚一枚の形もちがっている。
サボテン・多肉植物の世界はラベルに書いてある品種名がかなりあやふやな物がある。
ラベルの表示を当てにして、通販などで、現物を見ないで購入すると期待していたものと、なんだか違うものが送られてきたりするのだ。
小町という和名は学名がParodia scopaというサボテンに付けられたものだと思うが、この小町の変種なのかどうかがよくわからない「〜小町」という名のサボテンがあり、これが混乱のもとになっているように思う。