ギムノカリキウム属綾鼓

画像のサボテンはギムノカリキウム属綾鼓。ギムノカリキウム総覧によると、学名はG. marsoneri。
ギムノカリキウム総覧の分類はオーストリアの研究グループAGG(Arbeitsgruppe Gymnocalycium)の最新分類法に準拠したものだ。
なんだか見かけが汚らしい。ヤフオクに出品されたものを落札したのが、去年の1月。もう一年近くになる。
出品の時の参考画像では、比較的まともに見えたが、家にやってきたときには、ダニの被害を受けたのか、肌があんまり綺麗ではなかった。
根も新しい根がほとんど張っておらず、うまく育つか、かなり微妙な状態だった。
このサボテンには、入札者が私以外にはいなかった。
出品時の画像を見て、眼力のある人には、状態の悪いサボテンだと判るのではないだろうか。そのくせ、入札開始価格は、1,500円だったから、入札しない方がいいと判断したのだろう。
私にも、元気のないサボテンだということはわかったが、それでも入札したのは、このサボテンを以前からほしいと思っていたのに、オークションへの出品も、通販ショップでの販売も見たことがなかったからだ。
栽培を開始すると、ダニの食害と思われる部分が茶色に変色。新刺の出てくる気配はまったくなかった。
あきらめかけた秋の中ごろ、成長点付近に黒っぽい色の新しい刺が見えてきた。
さて、このサボテン、今年は新刺をぐんぐん伸ばして、ちょっとは鑑賞に堪えられるサボテンになってくれるだろうか。