新たな子犬たち2013-1-1

先週の月曜日、1月28日の昼過ぎ、26日の土曜日から、捜索を続けていた子犬を見つけた。画像が保護のすぐ後、自宅で撮った子犬の写真だ。
以下は子犬の捜索開始から保護までの顛末。
中州で暮らす野犬グループのメスの一匹が、去年の年末辺りから、ほとんど姿を見せなくなっていた。どうやら川岸の草むらのどこかで子犬を産んだらしい。
年末から数えてほぼ一ヶ月。もし子犬を産んでいたのなら、子犬たちは生後一ヶ月ぐらいになるわけで、その頃に発見すれば、捕獲も容易だ。
これより遅くなると、子犬が体力をつけてしまい、中州の草むらを逃げ回るスピードに人間が追いつけなくなる。
これまでは、川の右岸側につながっている草むらで、子犬を保護してきた。
今回も多分そうだろうということで、土曜日に、小夏の散歩を兼ねて、右岸側の草むら数ヶ所を探したが、母犬が子供を育てている気配のする場所がまったく見つからなかった。
私には、母犬が子育てしている場所が、ある種の勘のようなもので分かるのだ。
実際、これまで何度もそうやって、子犬たちを見つけて保護してきた。
しかし、どうやら川の右岸に続く草むらではなく、反対側の左岸の草むらで母犬は子犬を産んだらしい。
子犬の手がかりがつかめないので、あきらめて帰ろうとしたとき、対岸の堤防を、しばらく姿を見せなくなっていたメスが歩いているのに気がついた。
左岸の堤防の斜面を伝って、堤防に上がり、建築資材置き場のような場所に、姿を消すのがはっきりと見えた。
やはり、川の左岸で子犬を産んだのだと、この時、確信した。