冬が成長期5

ノトカクタス属紅冠丸が家には、三個ある。その理由は地久丸の場合と同じ。
最初に手に入れたのが、以前に記事にしたことのある、ヤフオクでの落札品。小さい株で、成長させて、花を見たかったのだが、なかなか成長しなかった。
それではということで、開花株を通販ショップで購入。ところが、この株は家に来てから大きくなるどころか、むしろ縮み始めて、その上、球体下部から、褐色に変色し始めた。その後、どんどんその変色部分が球体上部に広がっていった。
置き場所は、ベランダにある簡易温室。冬の初めの11月中旬には完全に水遣りを止めて現在に至る。一枚目の画像の右側のサボテンがそれだ。
花が期待できそうにもないので、同じ通販ショップで、もう一つ、紅冠丸を購入した。
三個目の紅冠丸は、最初から、加温装置の付いた室内温室に入れて栽培を開始した。
冬も水を切ることなく、通常通りの水遣りを続けたところ、新しい刺を出し始め、花芽も上がってきた。一枚目の画像の左側がそのサボテン。
二つの紅冠丸の違いは歴然としている。やや暖かい温度を維持して、冬でも水遣りを続けた方は、ふっくら、ツヤツヤして、花芽もついた。
もう一方の方は、しぼんで、球体の下70パーセント以上が褐色に変色し、球体に段もついてしまっている。こうなると、栽培を継続しようという気が起きない。
二枚目の画像は、ノトカクタス属リンキー二つ。
一つは以前に記事にしたことのあるもので、記事にした後も順調に生育。もう一つは同じ時に購入した物で、こちらは、ベランダの簡易温室に入れたままだった。
この二つにも、成長に歴然たる違いが生じた。
このリンキー、調べてみると、現在では、パロジア属に変更されていて、学名はParodia linkiiが正しいようだ。
学名はともかく、linkiiも、冬、暖かい環境で栽培することで、著しく、成長が促進されるようだ。