ノトカクタス属ヘルテリー

家にはヘルテリーがいくつかある。いくつも購入した理由は紅冠丸の場合と同じだ。花がきれいなので、自分でも栽培したいと思い購入したが、花がうまく咲かない。
花を咲かせる株は、サボテン本体の株元から、どんどん変色が進み、汚らしい。
きれいな球体に花を咲かせるものがないかと、次々と購入、現在5鉢ある。
三年前の購入時点ですでに変色が進んでいたこの株。何とか変色の進行が止められないかということで、色々やってみたが今のところうまくいっていない。
暑さ対策のため、素焼きの鉢に入れ、冬は室内のある程度日の当たるところに置いていた。水は冬の間、与えていなかった。
去年の秋ごろ、素焼きの鉢を一回り大きなプラスチック鉢に入れて、鉢を二重にした。冬の寒さを軽減するためだが、それでも変色が進んだ。
二枚目の画像は、去年の連休の頃、花が咲いている株を購入。株元の変色も少なく、きれいだった。
花後、すぐに素焼きの鉢に植え替え、秋ごろには、一枚目のサボテンと同じように、プラ鉢で、寒さ対策を施した。
対策を早めに行ったのがよかったのか、株元からの変色はほとんどなかった。使った用土も、最初の画像のものとは違っていたので、それも関係するかもしれない。
ヘルテリーと同じノトカクタス属の紅冠丸とリンキーが冬に加温装置付きの温室で、よく育ったことから、このことも考え合わせると、ヘルテリーも冬を暖かく過ごさせ、水も切らずに育てると、もっといいのかもしれない。
ノトカクタス属のサボテンの、株元からの変色を防ぐ方法は次のように要約できると思う。
1. 夏の盛りを迎える梅雨明けまでに、背の高い素焼きの鉢、たとえばラン鉢などに、植え替える。画像のサボテンは、百円ショップのDで見つけた、背の高い素焼き鉢を使っている。園芸店では、こうした形状の鉢は売っていない。
2. 夏の間、半日陰に置く。水遣りは2週間に一度ぐらいで、あまり頻繁には与えない。
3. 秋、夜の気温が15℃をきる頃から、鉢全体を色の濃いプラ鉢に入れて、なるべく日当たりのいい場所に置く。水遣りの回数を増やす。
4.冬の初めには、窓際の日のよく当たる室内に移す。冬の間、夜間温度が10度をきらない環境が実現できる場合、そのようにして、水遣りは鉢土が乾いたら、そのつど与える。