カイガラムシ被害の象牙丸その後

画像のサボテンは、夏ごろ、球体全体を覆いつくされるほどのカイガラムシが発生した、象牙丸。
二枚目の画像がその時のもの。
緑色がかなり戻ってきている。さらに、成長し始めれば、完全復調といえるのだが、まだ新しい刺が出てこない。
さて、家には象牙丸が結構たくさんあるのだが、一つを除いて開花したことがない。
どうも育て方に問題があるらしい。
どれも成長が思わしくなく、そのくせ、カイガラムシ、ダニなどの害虫だけはしっかりと発生する。
さて、カイガラムシ退治に使った薬剤は、植物油を成分の主体にしたものと、殺虫剤を混合したもの。
植物油を主体にした薬剤は、カイガラムシを窒息させて退治するタイプのもの。
窒息させるという物理的防除なので、耐性種は発生しないという点が優れている。
しかし、このタイプは害虫の体にしっかり散布しないと、効果がない。
蝋物質で覆われたカイガラムシには、窒息させるほどには、薬剤がかからない場合があるので、完全ではない。
そこで、完全密着しなくても、カイガラムシを殺せる接触毒タイプの殺虫剤を混合する。
こうすることで、ほぼ完全にカイガラムシを退治できる。