リトープス属露美玉

先週の初めの、週間天気予報では、「来週は、連続して猛暑日が続きそうです」といったものだった。
この言い方だと、今週を過ぎれば、猛暑日は一段落することを期待するが、今週が過ぎても、猛暑日は終わりになりそうにもない。
最初から、「当分、猛暑日は終わりそうにもありません」という予報だと、それだけで暑苦しくなりそうなので、先のような言い方にしたのか、それとも、言葉の厳密な意味も考えずに言っただけなのか。
それはともかく、このところずっと猛暑日。その猛暑日にも、日陰に移すことなく、連日、午前6時ごろから、午後4時ごろまで、直射日光浴びまくりのリトープスたち。
画像はそのリトープスの一つ、露美玉。
日中の屋根の上の気温は、寒暖計では測れないぐらいの暑さになっている。鉢土の温度管理のために置いてある、プラ鉢の鉢土温度は毎日50℃を超える。
そんな環境にも拘らず、元気いっぱいの露美玉。鉢土の温度は二重鉢の効果で最高でも45℃ほど。45℃でも、ちょっと心配なので、二つの鉢のすき間の砂に水を含ませると、40℃以下に一気に下がる。

さて、曲玉に続いて、この露美玉も、自生地の気候がどんなものか調べてみた。二つ目の画像がその気候グラフ。露美玉の自生地、南アフリカのキンバリーの気候だ。
このグラフの元データはKimberleyのホームページにあったもの。気象データを扱うサイトのデータは、どうもいまいち信用ならないのだが、このデータは信用していいだろう。
前回の曲玉の気候グラフと同じように、キンバリーのグラフは半年ずらしてある。
このグラフを見ると、露美玉も生育は、春から秋にかけての5月から10月ごろ、現地では、11月から4月と見ていいだろう。
雨の降る時期が成長期というのは、植物にとっては当然のこと。ちなみに、Kimberleyのホームページには、夏の雨は、降る時には、ドバーと降り、シトシト降るような雨ではないとあった。
夏の間の灌水は10日に一度、ドバーとというのは、原生地の気候にもあったやり方だとわかる。