南アフリカの多肉植物5

アロイノプシス属唐扇の自生地がはっきりしないので、次に参考にしたのは、多肉植物を扱うオンラインショッピングの店。
唐扇を扱っている場合、商品の説明の中に、原産国、英語の場合だとoriginとして記載されている場合がある。
そうしたサイトのいくつかが、自生地をBushmanlandと表記していた。
Bushmanland?
それは確か南アフリカの北西部から、ナミビア南部一帯だったと思う。これまた、全然違う場所が出て来て、一体どこが唐扇の故郷なのか訳がわからなくなってしまった。
色々検索するうち、唐扇を最初に学会に報告した人物名がわかった。この人物名を検索にかけると、その採集地がわかった。
その採集地は"Willowmore"。南アフリカの東ケープ州の町だ。この情報はかなり信頼が置けると思う。
そして、Willowmoreは、南アフリカの個人ブロガーの唐扇分布地図に含まれている。どうやら、この辺りが唐扇の自生地と思ってまちがいなさそうだ。
そのWillowmoreの気候グラフが下の画像。このグラフは、帝玉の自生地気候とかなり似ている。
それもそのはず。帝玉の自生地近くの町、Beaufort Westは、Willowmore の北西約150kmのところにある。帝玉の分布地域はアイロノプシスの分布地域に重なっているのだ。