リトープス栽培失敗談

つい最近、リトープス属日輪玉の学名を知りたくて、「日輪玉」でネット検索したところ、次のサイトの記事に目が留まった。
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=177
リトープスの栽培がうまくいかなかった失敗談なのだが、ここで書かれている経過は私の帝玉栽培の場合とほぼ同じだ。
この記事の後のほう、失敗から得た教訓のところもそっくり。どんどん間違った方向に進んでいる。
ちょっとその部分を引用してみる。

今年も夏越しが・・・
2011年10月8日撮影。
今年も夏越しに失敗です。福来玉は枯れてしまいました。写真の日輪玉も下の方が溶けてきたので切断して乾いた培養土の上に放置していたら根が出てきたようです。茎(写真に写ってる部分は葉のはず)が無ければ根は出ないとどこかに書いてあったと思ったのですが。置いてあったのは室内だったのですが温度が上がりすぎたか日差しが強すぎたかだと思います。他に種からのが4本くらい残っています。

メセン類の栽培公式、「夏には、直射日光を避け、半日陰の涼しい場所に置く。潅水は行わない」をかたくなに信じ込んで、栽培に失敗したのは、ちょっと油断して、直射日光に当てたからとか、からからになっているので、水をやったからというような結論を出してしまう。
まあ、帝玉の栽培では、私もそうだったから、偉そうなことはいえない。
帝玉の栽培で目からうろこだったのが、あるプログで、公式とは真逆の栽培方法で、夏をすごさせることに成功している例を読んだことだ。
だめもとでそこで紹介してた栽培法を参考に、栽培法をまったく変えてみたところ、これがうまくいった。その帝玉、今年も無事に開花した。
同じ栽培法をリトープスにも応用してみて、去年の夏から秋にかけてのうちのリトープスたちは絶好調。
今年もその栽培法で行くつもりだ。
日本人は何かにつけ、権威に弱い。植物の栽培でも「〜名人」と呼ばれる人が必ずいて、そういう人たちの手法を、絶対不可侵のものとして信じ込み、これに異を唱えるものを敵視する。
名人上手といわれる人たちが実現している栽培環境と自分の栽培環境を比べてみれば、まったく違うのに、栽培方法の一部だけを真似てみてもうまくいくわけがない。
そんな当たり前のことに、私も気がつかないでいた。
常識の真逆をいく栽培法に接して、自分の誤りに気がついたしだい。
さて、今年も、うちのリトープスたちは夏も元気いっぱい過ごしてくれるだろう。