私の好きなサボテン7


斑入りのサボテンは育てにくいものが多いように思う。また値段も斑入りではないものに比べ高めになるのが普通。
しかし、画像のギムノカリキウム属翠晃冠錦は、普通の翠晃冠とほとんど同じ世話でかまわないし、値段もそれほど高くない。
しかも、季節によって色合いがまったく違い、そのあたりも鑑賞のポイントになる。
今の状態は、冬の寒さのため、赤とほとんど黒に近い茶色だが、夏になると、赤い部分が黄色に、黒い部分が緑に変わって、それはそれでなかなかきれいな配色となる。
残念なのは、このサボテンは花が咲いても種ができないこと。
ギムノカリキウムは、自家受粉しないからということではなく、このサボテンはめしべが正常ではなく、本来なら、たくさんのおしべの真ん中から、柱頭を上げてこなくてはならないのに、めしべがおしべに埋もれてしまっていて、しかも柱頭らしきものがない。
これでは受粉させることができない。
もうひとつある翠晃冠錦も同じように、めしべが見当たらず、種を取りたいのに、種ができないのが残念。