ネットで英語の添削5

前回の続きの部分。

日本文:友達と私は20歳の同い年。私は大学生だが、もう社会人になって働いている彼のほうがいろんな面で私よりずっと大人だなと感じた。
本人英語:The friend and I are the same age, 20. But I'm a student of university, he is working, I felt he as a working adult was more older than me on many sides.
添削後:My friend and I are of the same age, twenty years old. I'm am a university student, As a working adult, I feel that he is more mature than me in many ways/respects.

一度言及している自分の友達を本人英語では"the friend"としている。一度言及したのなら、男性ならhe、女性ならsheで受けるのが普通だろう。
添削後の英語では、ここを"my friend"としているが、なぜもう一度"my friend"としなければならないのかわからない。
日本語で社会人になっていることを「働いている」いると表現するから、"he is working"としたのだろうが、この英語にそんな意味はない。"He is a social man."とするよりはましかもしれない。この表現だと、ほぼ間違いなく、「彼は社交的な人間だ」の意味にとられる。
英語では、職種に応じて、きちんと表現する必要がある。たとえば、"He is an engineer." "He is an office worker."という風にだ。
"as an working adult"を本人英語では"he"の直後に入れた。これは、この句で直前の"he"を修飾したかったのだろうが、この句は副詞句なので、名詞を修飾することはできない。
添削後の英語ではこの句を文頭に持ってきたが、これでは文修飾の形になり、意味不明。
"as a child"のように、ある一定の時期をあらわす副詞句と取れないことはないが、本人に働いていた時期があったとは思えないので、やはり意味が通らない。
また、最後の文の時制を本人英語では過去形にしている。添削後は現在形にしたが、現在形だと、いつも感じていることになってしまう。
本人が言いたかったのは、おそらく、一緒に買い物に出かけたことで、彼が経済的に自立した生活をしていることがよくわかり、そのことで自分よりずっと大人だと感じたということだろう。
したがって、ここはやはり過去形を使うのが正しい。ただ、本人英語で使ったfeltは、根拠不明のただの主観的感想の場合に使うから、ある事実に基づくものだったなら、learnやfindのほうが適切だ。
というわけで、私ならこう表現するという例。
He and I are of the same age, twenty years. I'm a university student while he is an office worker. I learned through this shopping trip that he was economically independent and much more mature than me in many ways.