冷気直撃

冬型クラッスラ以上に夏越しが難しいエケベリア属デミヌータ(ルンデリー)。
自生地の気候から考え、ある対策をすることに。その対策は冬型クラッスラや、難物サボには以前から行っていたもの。

で、その対策というのが、画像のように、夜はクーラーの噴出口の真下に置くというもの。
クーラーのモードはドライ。クーラーのドライは空気を冷やして、飽和水蒸気量が減ることを利用するため、冷房モードより、冷たい空気が出るタイプが多い。
そのため、ドライモードにして就寝していると、冷気が床から上がってくる感じで震え上がってしまうこともあるぐらいなのだが、このときの冷気を多肉のために使おうというわけだ。
吹き出し口のフィンを真下に向けて、冷気で多肉を直撃。
そんなことして大丈夫かと誰もが思うだろうが、冷気大好き多肉には、これが一番。

二枚目の画像は6月に記事にしたときも、そこそこの元気だったルンデリーが、いまや絶好調。一回り成長したのがわかる。
画像を取ったときの鉢に挿してある温度計の表示は12℃。このぐらいの寒さがルンデリーは大好きなようだ。
さて、今年はこの好調を維持して、無事に夏を乗り切ることができるか。

三枚目はセトーサ。外側の葉、つまり古い葉が、夏にはどんどん落ちて、その分、丈がどんどん伸びる状態だったのが、茎の途中からカットして、植えつけたところ、うまく活着して、現在の状態となった。
成長点から新しい葉が出ているのがわかる。しかも毛がいっぱい。冬の寒さがこの毛を出現させるのだと思っていたが、まったくの勘違いだった。
葉の色も夏には、黄色っぽい、枯死寸前を思わせる不健康な色になるのが、今年は画像のとおり、青っぽい緑色で、健康そのもの。