Wの謎

毎日、あちこちのブログ記事を読む。多肉・サボテン関連。ワンコ・ニャンコのペット関連。たまに英語関連などなど。
そうした記事にほとんど必ずといって良いほど、ある種の特殊用語というか絵文字ではない記号が使われている。
たとえば「〜orz」。私は英語を読むとき、知らない単語が出てきても、よほどのことがない限り、辞書は引かない。前後関係で意味を類推しながら読む。
同じことで、ブログ記事の中に訳の分からない記号が出てきても、いちいち意味を調べたりしない。
何度か、違う文章中に出てくれば、たいていの意味は推測できるからだ。
上記の記号の場合、たぶん記述した内容、出来事に自らが嘆息しているのだろうと推測した。
ところが、この方法では、いつまで経ってもわからない記号がある。
使い方はもちろん分からないので、あるブログからの実際の使い方を引用してみる。
1. 2015年1月20日 ... 久しぶりに宣伝にきましたよw
2. 1件のイラストが投稿されています。感動したよ…w
3. 練乳ってなにげカロリー高いんだってw
上記3件の用法から見ても、「w」の意味は推測できない。単に句読点の代わりのように見える。それだったら面倒な「w」の入力より、「。」あるいは、"."を使えばよい。
まあたいした意味は無いのだろうなということで、放置していた。
ところが、あるアメーバブログを読んでいたとき、アメーバ関連の公開質問サイトに次の記事を見つけた。
http://tell-me.jp/q/2190089
相談者はたぶん若い人。その世代の人たちの間でも、「w」の連発はうざく感じられるらしい。うーん、ますます訳が分からん謎の「w」。
相談内容に対する五番目の回答に次のような記述があった。

w←(笑)の略だから気にする事では無いのでは?

この、「(笑)」というのも、ブログの記述にはよく出てくる。大体この「(笑)」の意味も良く分からない。
これが出てくる箇所で、読み手に「笑え」と要求しているのか、自分で自分の記述内容が「笑えるもの」であることを意味しているのか。
その両方の意味で、「私は、おもしろいと思うので、読み手のあなたにも笑ってもらいたい」と要求しているのか。
いずれにしても、おかしいと思うことを、自分からおかしいと表現してはいけない。おかしさが半減どころか、全くおかしくなくなって、鼻白むことさえあるからだ。
「w」の意味が「笑」の意味だったら、連発されると、うざくなるのは当然のことだ。
しかしである。上記引用例の場合、「w」を「笑」に置き換えると、妙なことになる。
1.はともかく、2.や3.の場合、どこがどうおかしいのかさっぱり分からない。
やっぱり、「w」は訳がわからない。