2015年リトープスの夏越し総括6

夏に断水しない栽培法での注意点というか、問題点に、リトープスの種類によっては徒長しやすいものがあるということ。
青磁玉、繭型玉のような冬降雨地域のリトープスには,潅水を控えるという点に注意していたが,他にも注意すべきリトープスがあった。
それは麗春玉、オリーブ玉、李夫人の3種。
画像の右側の株は麗春玉としてヤフオクで落札したもの。
左側は、不明種だが、同じ環境で育てたところ、同じように徒長して、外観もよく似ている。
多分近縁種と思われる。どちらも徒長した後、直射日光に当てるとかなり皺がよる。
左側の株のクローズアップ。
ちょっと気の毒になるほど皺がよっている。本体の反対側には大きな実割れがある。
自生地の気候を調べると年間を通じて少量ながら降雨がある地域。
しかし雨ざらしだと、このように徒長してしまう。
左の株はオリーブ玉。右が李夫人。
自生地はかなり離れている。
降水パターンもオリーブ玉が秋の初めに少しだけの地域。李夫人は夏降雨地域。
しかし徒長しやすさはどちらも変わりがない。
オリーブ玉のクローズアップ。
この株も直射日光にさらすとこのような皺がよる。
来季は夏の潅水を控えるというか、雨が降り出したら真っ先に屋内に取り込む必要がありそうだ。