リトープスを徒長させるもの

徒長したリトープスの姿は好みではないので、なるべく徒長させないようにしたい。
そのためには、そもそも何が原因でリトープス徒長するのかを分かっていなくてはいけない。
原因は次のように考えられる。
1. 先天的原因
リトープスは種類によって徒長しやすいものとそれほどではないものがある。
家で栽培している種の中では、真性冬型種のノーリニアエ,青磁玉、繭型玉は、直射日光栽培し,夏には潅水しないという栽培法でも,v字型に育ちやすく、自生地の姿とは異なったものになりやすい。
これら冬型種に過剰な潅水を行うと、ほぼ間違いなく徒長する。
また、冬型種ではないが、オリーブ玉、李夫人、麗春玉も潅水過剰で徒長しやすい。

左の区画は青磁玉,真ん中がオリーブ玉,右側の区画が李夫人。
どれも徒長しやすい種の実生。この中でも青磁玉が一番徒長しやすいようだ。


2. 栽培法
これまでは,日照時間や日照の強さが徒長の主たる原因と思っていたが,いくつも巡回してみているいくつかのブログからすると,リトープスの色合いには大いに関係するが,日照が弱いからといって,必ずしも徒長するとは限らないようだ。
となると、別の要因としては、肥料が関係するかもしれない。
リトープスではないが、多肉植物カランコエに肥料を与えると、かなり徒長する。夏型クラッスラでも同様だ。
リトープスの中には、肥料に対して強く反応する種があり、こういうものに肥料を与えると徒長しやすいのかもしれない。
家では、リトープスには原則として肥料を与えていないが、日輪玉が植わっている鉢の用土に有機成分を混ぜたら,えらく縦にも横にも肥大した。