オフタルモフィルム その2

前回記事で自生地のConophytum longumの様子を撮った画像が見られるサイトで、自生地が3箇所表示されている。
それら3箇所とは、1. Groendringriver Valley 2. Hammerberg 3. Umdaus。
しかし、この3箇所のいずれも、Googleで検索しても南アフリカには該当する場所がない。
Umdausに関してはある海外のブロガーが、ご苦労にも南アフリカにまで出向いて、メセン類の宝庫と噂されるUmdausがどこにあるのか探してみたが、見つからなかったことを記事にしている。下記サイトがそれ。
http://pkcactus.info/2012/10/19/friday-19-october-2012-so-where-is-umdaus/
これでは、自生地が具体的にどこなのかさっぱりなので、下記サイトで自生地に関する情報がないか調べた。
http://www.mesembs.com/conophytum/index.htm
上記の分布図によると、Steinkopfの北側がlongumの自生地であることが分かる。
さらに別の自生地の画像がないかとiSpotで画像検索したところ、2画像が見つかった。
それによると、ひとつはSpringbokの東方100kmの地点。もうひとつがSpringbokの北方90kmの地点が画像の撮影地とあった。
Springbokの北方90kmの地点はSteinkopfの、ちょっと北の地点で分布図の地点とぴったり同じなので、このあたりがlongumの自生地と見て間違いないだろう。
そこで、次に次のサイトでSteinkopfの気候を調べてみると、冬降雨地域に属している。
http://www.saexplorer.co.za/south-africa/map/south_africa_map.asp
このあたりはリトープスの繭型玉や青磁玉の自生地でもあるので、これらのリトープスと同じ管理で間違いないことになる。
ちなみに家では、このような冬降雨地域が自生地のリトープスの場合,夏の猛暑日を除いて、直射日光に当て、冬は晴れの日が続く場合、10日に一度の潅水。また夏は同じく、晴れが続く場合、潅水ではなく、霧吹きによって表土を湿らすという管理をしている。
また自生地は、その他のコノフィツムの自生地でもあるので、コノフィツムがうまく育つ管理方法なら、longum もうまく育つのではないかと思う。
家では、オフタルモフィルムの栽培法が分からなかったので、リトープスと同じ扱いにしていたが、特に日焼けすることもなく、普通に育っていたのは、全然的外れの管理法ではなかったためだろう。
最後に家のオフタルモの画像。札が三つもあるのは、スズメよけのため。