中間型リトープスたち


典型的夏型リトープスの自生地より、自生地が西の地域のリトープスを取り上げてみる。
最初の画像はザクロ玉(Lithops var. bromfieldii)の自生地ユピントンの気候グラフ。画像のタイトルは「微紋玉の自生地気候」となっているが、ユピントンはザクロ玉、寿麗玉、そして巴里玉の自生地でもある。
このグラフを見ると、降雨の中心は夏型よりもやや遅く、秋の始めの9月になっている。
このことから、よくある夏に断水、秋口から潅水を始めるという栽培法でも問題はなさそうだ。
しかし、少ないながらも夏の間ずっと降雨のある地域が自生地の種類は夏型として栽培したほうがよいというのが私の考え。
降雨が非常に少ない地域なので、紫薫や日輪玉ほどには潅水の頻度は多くしないほうが良いとは思う。夏の間の断水はしないほうがいいだろう。
二枚目の画像は福来玉(寿麗玉系)と雀卵玉(ザクロ玉系)の寄せ植え。
自生地がかなり重なる二つの種類なので寄せ植えにしても、管理は簡単。
夏も水は切らない。日光になるべく当てる。12月からは潅水をやめて、表土が乾いたら霧吹きで湿らす。こういう管理で元気だ。
寿麗玉、ザクロ玉、不明種(たぶん福来玉)の寄せ植え。
3種とも上記と同一の栽培法で問題なし。
どれも元気で毎年花を咲かせる。