すでにダニ被害が

昨シーズンにかなりダニの被害を受けたリトープスの株が今年も脱皮が順調に進まない。
古い葉がかなり乾燥しているにもかかわらず,きちんと剥けてこない。
それで、ピンセットを使って古い葉を取り除くと、心配していたとおり,すでにチャノホコリダニにやられているようだ。画像がそのリトープス
珊瑚玉という名前で購入した3株。
奥の二株に被害が出ている。
左側の株は、頂面模様の一部の色が抜けてしまっている。


右側の株を別の角度から写したもの。
頂面と側面の境目の部分が、白っぽくなっている。
白っぽくなった部分は、古い葉が覆っていたところなので,日焼けではないことは明らか。


別の寄せ植えの鉢。
7時の方向にある株が去年、かなりひどい被害を受けた。
脱皮が順調に進まないので,もしやということで,まだ水分がたっぷりある古い葉を無理やり引き裂いて、新しい葉が見えるようにした。
すると、新しい葉の頂面がすでにダニにやられた跡があった。


チャノホコリダニにやられた株に共通するのは、新しい葉の成長が止まっていること。
新しい葉が成長していくと,古い葉を押し破って,脱皮が完了するが,成長しないため,いつまでたっても,古い葉がかぶさったままになる。
それがチャノホコリダニには、都合がいいのだろう。古い葉がチャノホコリダニの取り付いた場所を覆っていて、薬剤が届きにくく、こいつは実に厄介な害虫に取り付かれた。