最高気温と最低気温

いつも巡回閲覧しているブログ。リトーブスブログと呼んでいるが、実際リトーブスブログといえるほど、日常的にリトーブスを取り上げているブログは二つしかない。
で、そのうちの一つで、「リトーブスは夏眠するのか」というタイトルでシリーズ記事が出た。
日本だけでなく、世界的にも有名なリトーブス栽培家の意見を網羅的に記してあり、興味深い。
私はこれらの栽培家の手法を、その人たちの著作などで直接確かめたわけではないが、また聞きの形で知ってはいた。
あまり人の意見を聞かない私は、それほど関心はなかったので、時間をかけてまで、詳しくは調べなかったのだ。
その記事の中に、最低気温18℃云々の記述があった。
これは、リトーブスが成長をつつけるのに、必要な最高最低気温のことらしい。
最高最低気温というのはわかりにくいが、最低気温がこれ以上高いと、リトーブスが成長をやめてしまう気温のこと。
リトーブスを夏成長する植物ととらえている、あるイギリスの栽培家の考え方らしい。
この件に関しては、私は以前から、自生地の気候と、日本の気候をグラフで比較して、最低気温の高いことが、リトーブスが夏に休眠するという、日本での主流の考え方につながっていると思っていた。
で、うちでのリトーブスの夏の夜の過ごし方。

  • 柴薫系の寄せ植えの鉢

朝6時の撮影。鉢は吸水性がある。
最低気温25度だったが、画像の通り、22℃ほどまで下がっている。

  • 鉢の全体像

鉢の深さの半分近くまで、鉢底石を入れ、その上に大粒の砂、培養土の順。白い鉢受けの皿に入れて、深さ2cm程の水を張っている。

  • 某園出身の苗たち

夏の成長を検証する鉢は、22℃でも高すぎると考え、鉢を冬型クラッスラと同じように、夜間は、エアコンの真下において、冷気を当てている。
すると、鉢土の温度は20℃を少し切るほどまで下がる。

  • 某園出身の苗二つ

外側の鉢がアルファ鉢で、同じくエアコン冷気直撃の鉢。
画像の通り、鉢土の温度は17℃ほど。鉢を手で持つと、もっと冷えているように感じる。

最低温度18℃というのはこうでもしないと実現しない。