からだのことS4#9

以前の記事で言及したことで、脂質にはいくつもの種類があり、その摂取バランスが大事だということ。
記事では、脂質の4種類、飽和、一価、n-3系、n-6系の摂取比率は百分率で30:40:6:24が理想と書いた。
異なった脂質には、それぞれ違った役割があり、ある一種類の脂質が多すぎたり、少なすぎることが健康上の問題を引き起こすことがあるというのが摂取バランスが重要であることの理由だ。
そこで、私の場合について、摂取脂肪酸の内訳を前々回の記事と同様、3つの局面に関してグラフにしてみた。

グラフにしてみて思ったのは、ダイエット開始以前の脂質のバランスは思っていたほど悪いものではなかったこと。
n-3系の必須脂肪酸の摂取量は基準値には達していないが、全然摂れていないわけでもなく、n-6系との摂取比率も理想とされる1:4ではないが、極端にバランスが悪いというものでもなかった。
ダイエット前期の摂取バランスで飽和脂肪酸の量が多くなっているのは、ココナッツオイルを積極的に摂るようにしたからだ。
飽和脂肪酸の中でもココナッツオイルは中鎖脂肪酸というもので、糖質に代わって身体の活動エネルギーとして即効性があるというだったので、多めに摂ってみたが、実感としては糖質の代替として活動エネルギーになるのかどうか、よくわからない。
たくさん摂ったからといって、血液検査の検査項目に不都合な影響もなかったと思うが、期待したような効果もなかったような気がする。
現在の脂質の摂取バランスでは、n-3系をより多く摂取し、n-6系を極力控えめに摂るようにしている。
n-3系とn-6系の摂取比率は1:4が基準だが、これはn-3系の摂取最低レベルをもとにしたもの。
n-3系はもっと摂取してもいいとの考え方もあるので、それに従って、多めに摂っている。
この効果があったのか、今年の冬はとうとう、しもやけができなかった。暖冬の影響もあったのかもしれないが、ここ何十年、全然しもやけができなかった年はない。
n-3系の脂肪酸をたくさん摂ったことで血流が改善されたのかもしれない。