ワンコたちの今 1

一時は七頭いたうちのワンコたち。現在は四頭になっている。

この子達はいずれも血縁がある。家の近くを流れる川の中州を住処としていた野犬がこの子達の親犬。四頭とも父親が同じ。

いずれも子犬のときに私が保護して、その後、里子に出すことにした。里親募集したが里親が見つからなかった子が一頭。そのほかの三頭は里親は見つかったものの、その後の事情でうちに戻ってきた。

保護した子犬はこの4頭だけではなく、かなりの数の子犬を里子に出した。そのうちの一頭の里親さんが、最近メールで近況を知らせてくれた。

里子に出したのはもう、10年以上前のこと。

この頃になっての近況報告はあまり聞きたく内容のものが多い。

このときのメールも予想通りの内容。最初のメールはその子に乳腺腫瘍ができたというもの。手術することにしたというものだった。

10歳を超えての腫瘍でしかも手術。予後が良好といえないものになりそうだとの予感。

そして、最近のメールで、手術のあと、腫瘍が再発、二度目の手術は断念したともこと。予想通りの展開なので、あまりショックではなかったが、残念な気持ちになった。

この子は家に残っている4頭と血縁がある。そもそも、私が保護した野犬の子犬たちの父親はすべて同じ一頭だったので、みんな血縁の犬たちなのだ。

これらの保護犬は同じ頃に保護したから、みんな10歳を超えている。そのため、すでに亡くなった子も出てきている。

メールで連絡のあった子の寿命もカウントダウンの段階を迎えたといえる。

さて、その一方で家に残っているワンコたちはオスが二頭とメスが二頭。オスの二頭はとりあえず、病気もなく、生きてはいるが、かなり、老化が進んでいて、よぼよぼという印象。

メス二頭はそれに比べるとかなり元気。

コナツ(2024年5月27日撮影)

この子の名前はコナツ。漢字で書くと小さい夏で「小夏」。名前のとおり、夏の初めの6月に川の中州で生まれた。

里子に出したものの、ちょっとしたことでよく吠えるので、近所から苦情が出て、里親さんが飼育の継続を断念。

私が引き取って、その後はうちの子として世話をしてきた。もう12歳になっている。

しかしなかなか元気で、ケージから出すと弾むような足取りで庭を歩く。散歩も嫌がらず、4kmほどの道のりを同じくで戻ったユズと一緒に歩く。

さすがに目は白内障になっているようだが、そのほかは今のところ問題なしだ。

とは言うものの、年齢が年齢だけに、もう少ししたら、健康診断に連れて行くつもり。