いまだ健在



画像は、うちの近くを流れる川の中州をねぐらにする野犬。うちにいる外飼いのわんこたち4頭の父親だ。
たくさんの野犬の子犬を保護して里子に出した。そのほとんどの父親はこの犬だと思われる。
河川敷の遊歩道を小夏を連れて散歩しているときに、時々、この父犬と出くわす。
小夏はこの父犬と出会うと、嬉しそうにしっぽを振る。
自分の父親だとはわかるまいが、別の犬と出会った時の反応とは全く違うフレンドリーな態度。
父犬の方もこちらに近寄ってきて、じっとこちらを見る。尻尾を振ったりはしないが、攻撃的な態度ではない。
お互いが血縁であることを知らせる何かがあるのかもしれない。
この父犬に、私は勝手にボスという名前を付けている。ボスにはいつも行動を共にしていた3頭の雌犬がいたのだが、3年前の夏に2頭が、2年前の夏に残りの一頭が姿を消した。
メスには出産に伴う危険があるのだろう。オスのボスより早く死んでしまったようだ。
ボスの年齢は少なくとも10才にはなっているはずで、野良生活でそれだけの年月を生き抜いたわけで、何とも大した奴だと思う。