ケフィア菌を使ってヨーグルト作り

英語学習会の生徒さんの一人から、ケフィア菌というヨーグルトを作るときに使う菌株を二袋もらった。

それで早速、家にある画像のヨーグルトメーカーで作ってみたのが一週間ほど前のこと。
で、結果はというと大失敗。
ほとんど固まらず、白いゲロのような状態。もったいないので、食べるというより、飲んだ。甘くもすっぱくも無く、おいしくもまずくもない、大阪弁で言う「けったいなもん」だった。
何でだめだったのか、ネットでいろいろ調べてみた。
すると、ヨーグルトの菌の種類によって発酵のための温度条件が異なっていて、たとえばカスピ海ヨーグルトの発酵設定温度は25℃ほど。
一方、通常良くあるヨーグルト菌だと40℃ほどで、うまく発酵するらしい。
ケフィアヨーグルトの場合、ヨーグルト菌と酵母菌の組み合わせで発酵させるらしく、どちらかの菌が高温の40℃の設定では死滅してしまうらしいのだ。
改めて、菌株の袋と一緒にもらった、作り方の説明書を隅から隅まで読むと、
「市販のヨーグルトメーカーは使わないでください」という注意書きがあるではないか。
表側の作り方のところだけ読んで、裏側の注意事項は読んでいなかった。
ヨーグルトはどれでも大差ないものだと思っていたので、これまでうまく作れていたヨーグルトと同じでよいと思ったのが間違い。
説明書によると、気温条件が30℃ぐらいまでなら、室温で発酵させおよそ24時間で固まるとある。
しかし、冬の気温の低いときは2〜3日かかるという。
ヨーグルトを食べるときに2〜3日も待つのか。短気な私にはとても待ちきれない時間だ。
大体、2〜3日も経ったら、発酵させているのを忘れるに決まっている。
手持ちのヨーグルトメーカーはいわゆるジェネリック家電。シンプルな構造に徹していて、可変温度設定は出来ない。タイマーはついていない。なんとスイッチすらない。
その代わり安い。送料込みで2,500円ほど。
温度設定は40℃のみのこのヨーグルトメーカーで、24時間程度でうまく発酵させるにはどうしたらよいか。
ネット検索で見つけたサイトでは、ふたを開け放した状態で発酵させるとあった。
しかし、これでは雑菌の入る可能性がある上、空気に触れる上部と触れない下部で温度差が大きくなりそう。
そこで、15分おきの断続設定のできるタイマーを使うことにした。
最近、HCなどで購入できる600円ほどのタイマー。使い方はいろいろできる便利なもの。
これを使ったところうまく出来た。断続設定を「続15分断30分」でこれを24時間連続で行うと、うまく固まる。